宮崎で高校生殺傷事件、近所に住む男の身柄を確保

【2006年8月26日】 中日新聞によると、8月24日未明0時45分ごろ宮崎県延岡市にある五ヶ瀬川で男が高校生5人組に刃物で襲い、そのうちいずれも16歳の高校生の男女2人が背中を刺され病院に運ばれる事件がおきた。2人のうち男子生徒は出血多量で死亡。女子生徒も重傷を負ったが、意識があり生命に別状はない。

男は逃亡したが、早朝7時ごろに殺人容疑の重要参考人として宮崎県警察本部は身柄を確保した。男は精神安定剤を服用して意識不明となっており、警察では延岡警察署に捜査本部を設け、回復を待って男から事情を聞く予定にしていた。宮崎日日新聞によると、その後男の自宅から見つかった包丁を鑑定したところ、刺された2人の血液型と一致したことから、殺人および殺人未遂の容疑で逮捕する方針に切り替えた。

読売新聞によると、死亡したのは宮崎県立延岡青朋高校1年生の森重和之君(事件当時16歳)、重傷は宮崎県立延岡工業高校2年生の藤本歩美さん(同)。事件当時、上記2人を含む友人5人が堤防で話しをしていたが、5人に男が「うるさい」と怒鳴った。一度立ち去ったが数分後に戻り2人の背中を刺した。なお他の3人(いずれも延岡工業高校の女子高校生)は無事だった。

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