宮城球場、「Kスタ宮城」に

【2007年12月22日】 日刊スポーツによると、プロ野球東北楽天イーグルスの本拠地である仙台市県営宮城球場命名権について、製紙業界大手の日本製紙株式会社と締結し、「日本製紙クリネックス・スタジアム宮城(通称:Kスタ宮城)」とすることが決定した。契約期間は2008年1月1日からの3年間で、1年当りの契約金は2億5000万円。

時事通信によると、宮城球場はこれまで人材派遣フルキャストと命名権契約を結んでいたが、厚生労働省の業務停止命令を受けて契約を解消し、それに代わる新たなスポンサーを探していた。デイリースポーツによると、今回の募集では購入金額以外に過去の法令違反や経営状況なども踏まえて審査し、県内外の企業3社が応募し、そのうちの1社は途中辞退していた。イーグルス球団の島田亨社長は「略称がアルファベット(Kスタ)であることは斬新であるし、またKは野球用語の三振を意味するので相手から多く三振を取ってほしい」と会見で述べた。

デイリースポーツによると日本製紙は日本国内製紙業界2位のメーカーで、宮城県には石巻岩沼の2市に工場を持っている。また球場の名前になっている「クリネックスティッシュー」は日本製紙関連の日本製紙クレシアが発売しているティッシュペーパーブランドである。

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