宇宙飛行士を10年ぶりに募集、受付開始は4月予定 - 宇宙航空研究開発機構

【2008年2月29日】

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する宇宙飛行士候補を4月から募集すると発表した。同機構の宇宙飛行士募集は10年ぶりで、1998年2月以来となる5回目。

同機構はISSへの「きぼう」日本実験棟設置を計画しており、今回の募集は「きぼう」を運用・維持するための長期滞在が可能な人材を求めたもので、受付を4月1日から6月20日まで行い、若干名の採用を予定している。また、「選抜後の訓練」(同機構)によれば、採用後は宇宙飛行士の基礎やISSの知識などをNASA候補者訓練にて習得し、2011年頃にはJAXA宇宙飛行士として認定される。その後「きぼう」などに関する訓練を行うため、実際にISSへ搭乗するのは2013年以降となる。

発表の参考資料によれば、これまでの4回の募集には延べ2341名が応募しており、前回の古川聡星出彰彦山崎直子など累計8名が選抜されている。

同機構は「きぼう」を3便に分けてISSへ運ぶ計画で、今年3月には第1便の「船内保管室」部をスペースシャトルで打ち上げる。

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