奈良市長が市議会中にガムをかむ、議長が注意

【2009年9月15日】

産経新聞毎日新聞によると、奈良市仲川元庸(仲川げん)市長が、9月定例市議会本会議中にガムをかんでいたとして、山本清・市議会議長から注意を受けていたことが、9月15日UTC+9、以下同様)に判明した。

新聞によると、ガムをかんでいたのは、同月11日に行われた本会議の一般質問の時間中で、仲川市長がガムやのどなどを口に含みながら答弁しているのを複数の市議が目撃。閉会後に2人の市議から、「市長が、話している間に何か口に含んでいるようだ」と、山本議長に知らせがあった。これを受け、山本議長が仲川市長を呼び確認したところ、仲川市長は、ガムをかんでいたことを認めたため、山本議長は口頭で注意。産経によると、仲川市長は、「せき込むので、喉を潤した上で円滑に答弁するためだった」と釈明しており、今後はを自らの席にも置くとしている。

毎日によると、山本議長は、「日本全国で2番目に若い市長として、市民の期待も大きい。議会の権威を損なうようなことは慎んでほしい」と、仲川市長に対し苦言を呈した。

毎日によると、同市議会は、会議規則で市議の行動について、「議員は議会の品位を重んじなければならない」と規定。また、議場での傍聴規則でも、「傍聴人は飲食・喫煙してはならない」としている。毎日によれば、ある市職員は、「仕事中にガムをかむこと自体非常識だし、規則で定める以前の問題だ」と、苦り切った様子だったという。

産経によると、仲川市長は、7月12日の奈良市長選挙に、民主党の推薦を受け立候補し初当選。現職では全国で2番目に若い市長。

毎日によれば、仲川市長は他にも、同月10日の本会議で、副市長への質問に対し勘違いして答弁し、市職員が慌てて止めに入る一幕もあったという。

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