大阪府守口の強盗殺人事件、赤ちゃんを殺された母親も事故死 自殺か?

【2008年1月24日】 読売新聞によると、1月23日未明、大阪市東成区の市道で女性が倒れているのを近くを通った運転手が見つけ110番通報した。女性は病院に運ばれたが死亡が確認された。大阪府警等の調べによると、亡くなった女性は所持品から守口市の無職・山中いづみさん(22歳)と判った。

読売と時事通信によると、いづみさんは1月17日夜、守口市の自宅で起きた強盗事件で殺害された生後18日の禮弥(れいや)君の母親。いづみさんが現場近くの歩道橋から飛び降りた後、通行していた自動車にひき逃げされた可能性があり、大阪府警は自殺を図ったとみている。現場の歩道橋は高さ7mで、その真下から南へ45mほどのところで倒れ、腰や右太ももが骨折していた他、ひき逃げによるものと思われる引き摺られた跡も残っている。また現場にはいづみさんの靴やジャンパー、傘、また所持品のメモには親族の携帯電話の番号が記されていた。

読売によるといづみさんは1月21日、大阪府警から強盗殺人事件の被害状況を尋ねられ、22日には体調不良から東成区の親類宅で休養をとっていた。その後体調の回復具合を見て23日にも大阪府警からいづみさんに事情聴取する予定になっていた。その日の午前2時ごろいづみさんの母親(48歳)が部屋で寝ているところを確認しており、その後いづみさんが外出し、事故にあったと思われる。また遺書らしいメモがあったという情報もあるため、大阪府警で調べている。

朝日新聞によると、いづみさんは2007年12月に枚方市の高校で知り合った22歳の大学生の男性との間に禮弥君を出産。男性の大学卒業を待って2月から同居して3月に結婚することになっていた。今回の事件に関連して山中さん一家の知人には衝撃が走っており、幼い頃からいづみさんを知っていたという近所の女性(88歳)は「子供に次いで今度は母親まで死んでしまうとは」とショックを隠しきれなかった。

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