大阪の遊園地・エキスポランド再休園

【2007年12月9日】 読売新聞によると、大阪府吹田市にあるエキスポランドが12月7日、同10日から休園することを発表した。

読売と中国新聞によると同ランドは2007年5月にあったジェットコースター「風神雷神2」の脱線事故で20人が死傷する惨事が起きて以後、一旦休園後8月に営業を再開していたが、入場者が前年の2割まで激減し、今期の赤字が10億円になる見通しだという。そのため12月10日以後は遊戯施設やレストランの営業を中止し、現在行われているイベントだけは引き続いて行うとしている。営業再開日は未定で、休園期間中は風神雷神2を含めた絶叫マシーンを撤去し家族向けの安全なアトラクションを設けて2008年3月をメドに再開の具体的な計画を決めるという。また、エキスポランドの名称も残したいと話している。

読売によると、スタッフのうち臨時職員の55人を年内までに解雇して、社員89人のうち59人も自宅待機として、希望退職者の募集も行うとしている。また読売と時事通信によると、12月6日付を持って山田三郎社長(77歳)が代表権のない会長職に退き、代わりに清水忠一統括部長(68歳)が社長に就任。また取締役ら5人の降格、事故の責任から山田会長ら7人の報酬4割カット5ヶ月にするなどの減給も含めた処分を決めた。

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