大関取り琴光喜、新横綱破り単独トップ―白鵬の連勝は25で止まる
【2007年7月17日】
日刊スポーツや時事通信によると、大相撲名古屋場所(愛知県体育館)10日目の17日、新横綱白鵬と関脇琴光喜との全勝対決が組まれ、琴光喜が上手出し投げで勝ち、大関昇進へ向けて大きな10勝目をあげた。白鵬は横綱として初の黒星を喫し、春場所千秋楽からの連勝は25で止まった。琴光喜は単独首位に立ち、大関昇進最低ラインの12勝まで、あと2勝とした。
「信じられない気持ち。本当にうれしい」と、日本経済新聞の取材に、琴光喜は歓喜のコメント。日本相撲協会の北の湖理事長も「この一番は大きい。優勝というものが視界に入れば大関という話題も出てくる」と、前向きな考えを示した。今場所は精神的にも集中して相撲がとれており、残る5日の相撲に期待がかかっている様子を時事通信は伝えた。
琴光喜は11日目、横綱朝青龍との対戦。26連敗中の相手だが、新横綱を破って勢いがついてきただけに、強気の姿勢を見せる様子を日本経済新聞は伝えた。
- 幕内成績(10日目終了)
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- 全勝: 琴光喜
- 1敗: 白鵬、朝青龍、豊真将
出典
編集- 『琴光喜が全勝対決制す/名古屋場所』 — 日刊スポーツ, 2007年7月17日
- 『大関へ視界くっきり=琴光喜、会心の投げ-大相撲名古屋場所10日目』 — 時事通信, 2007年7月17日
- 『大関へ前進する10勝目 琴光喜、白鵬を放り投げる』 — 日本経済新聞, 2007年7月17日