大相撲、最年長力士の一ノ矢が引退

【2007年11月27日】

読売新聞によると23日、現役最年長力士で角界初の国立大出身力士である一ノ矢(46歳、本名松田哲博、鹿児島県徳之島町出身、高砂部屋序二段)が九州場所13日目をもって現役を引退すると表明した。

朝日新聞によると、一ノ矢は序二段で二度優勝したが最高位は東三段目6枚目。幕下には上がれなかったが、それでも本人は相撲を科学だといい、やればやるほど面白いとして現役を続けていた。朝青龍入門の際には角界の初歩から教え、相撲協会初となる部屋のウェブサイトも開設していた。

時事通信と日経新聞によれば、一ノ矢はこの日最後の土俵に上がって七番相撲。20歳の相手に寄り切られ4勝3敗で今場所を終えることとなった。取り組みを終えた一ノ矢は「力士として土俵に上がることが夢だったから幸せです。」「相撲を極めることは出来なかったが、何も思い残すことはないよ。でももう少し、強くなりたかったけどね」と話したという。朝日新聞に寄ればこの日は通算で1002番目の取り組みであった。

各報道機関に寄れば引退後は高砂部屋のマネージャとして部屋を支え、また2008年2月には断髪式と同時に元雑誌編集者の女性と結婚式を挙げる予定だという。

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