大手各行が定期金利の引き上げを表明、新生は普通金利
【2006年7月8日】
日本経済新聞、読売新聞によれば、7日、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、住友信託銀行、中央三井信託銀行が3ヶ月以上の定期預金金利を引き上げることを発表した。
フジサンケイビジネスアイによれば、もっとも引き上げ幅が大きいのは三菱東京UFJ銀行で、300万円未満の6ヶ月ものスーパー定期の金利を、0.10%引き上げて0.12%とする。他は0.04%から0.08%の引き上げである。新金利が適用されるのは10日から。
また、北海道新聞によれば、北洋銀行と札幌銀行も利上げを発表した。日経によれば十六銀行、大垣共立銀行、百五銀行、三重銀行、第三銀行も利上げを表明している。
一方、朝日新聞によれば新生銀行は、普通預金の金利を8月1日から最大で0.249%引き上げて0.25%とすることを決定した。新金利は預金残高によって4段階とし、0.25%となるのは1,000万円以上の預金残高の場合。もっとも低い100万円未満の預金残高の場合は0.01%である。
なお、フジサンケイビジネスアイによれば日本銀行によるゼロ金利政策を解除の見込観測から短期金利が上昇しており、これに対応したものだという。
出典
編集- 『大手銀など、定期金利上げ相次ぐ』 — 日本経済新聞, 2006年7月8日
- 『大手各行、1年物未満の定期金利6年ぶりに引き上げ』 — 読売新聞, 2006年7月7日
- 『大手行中心 定期預金金利 1年未満も引き上げ、10日から一斉に』 — 日本工業新聞社, 2006年7月8日
- 『北洋・札銀 「1年未満」も定期金利上げ 6年ぶり、10日から』 — 北海道新聞, 2006年7月8日
- 『定期預金、1年未満も金利上げ 中部地銀』 — 日本経済新聞, 2006年7月8日
- 『新生銀が普通預金金利上げ、残高で利率に差』 — 日本経済新聞, 2006年7月8日
- 『新生銀、普通預金金利を大幅引き上げ 最大0.25%』 — 朝日新聞, 2006年7月8日