大学生リンチ殺害事件で2人の被害者の遺体を発見
【2006年6月28日】 サンケイスポーツによると、6月19日(UTC+9)に発生した大学生ら2人が暴力(リンチ)行為を加えられ行方不明になった事件で、大阪府警と岡山県警の合同捜査本部は6月27日、既に暴力行為で逮捕されたA容疑者(21歳)が、2人を生き埋めしたとされる岡山市の産業廃棄物処分場に立ち合わせて捜索を行い、2人の遺体を発見した。行方不明の2人とみて遺体を解剖している。
この事件は6月19日午前3時過ぎに東大阪市の大学生・藤本翔士さん(当時21歳)と、奈良県大和郡山市の無職・岩上哲也さん(当時21歳)を含む3人を岡山市内で拉致し、玉野市内でA容疑者を含む青少年9人が集団で暴行を加えたものである。3人のうち会社員Bさん(21歳)は解放されたが、他の2人は暴行を行った現場から5キロほど離れた処分場に生き埋めにしたとされている。
朝日新聞によると、A容疑者は藤本さんを「殺害しようと思った」と殺意を認める供述をしたという。
出典
編集- SANSPO.COM 『主犯の男立ち会い、不明2人の遺体発見…大阪の集団リンチ事件』 — サンケイスポーツ, 2006年6月28日
- asahi.com 『大阪・集団暴行 小林容疑者「殺そうと埋めた」』 — 朝日新聞, 2006年6月27日