売れ残りのコンタクトレンズ消毒液の使用期限偽装

【2008年7月31日】 共同通信によると、コンタクトレンズを販売する東京の企業「ヤマト樹脂光学」は7月30日、売れ残ったソフトコンタクトレンズ用消毒液(医薬部外品)を薬事法で定められている製造業の許可を得ず無断で自社ブランドの包装に付け替えて販売したとして、「ニューコンフォームSept」7120個を自主回収することを明らかにした。

共同通信と産経新聞によると、ヤマト社の説明ではこの製品はシンガポールで製造されたもので、製造当初は取引先のドラッグストアのブランド名で包装・出荷されたが、一部の商品が売れ残り、ヤマト社の男性社員が2007年11月以降に、本来使用期限が「平成20年(2008年)6月」とされている商品を、ヤマト社のブランドとして「平成21年(2009年)9月」や「平成22年(2010年)3月」とパッケージに偽装表示して詰め替え、2007年11月から使用期限後の今年7月にかけて全国のドラッグストア等に出荷したという。

共同通信によると、ヤマト社は「担当者が廃棄するのはもったいないと判断して独断でやった」と説明。また「使っても健康被害の恐れはない」としているが、産経新聞によると現段階で目の異常等の報告はなされていないという。

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