在リビア韓国大使館が銃撃受ける 警備中の警察官2人死亡
【2015年4月12日】
韓国外交部は4月12日、リビア首都トリポリに所在する在リビア韓国大使館が現地時間の同日午前1時20分に銃撃を受けたと発表した[1][2]。この襲撃により、警備中のリビア内務省所属の警察官2人が死亡、1人が負傷した[2][3]。同大使館職員や外交官への被害はなかった[1]。
聯合ニュースの報道によると襲撃の2時間後に[3]、イスラム過激派の「イスラム国トリポリ支部」を自称するグループがツイッターで「イスラム国軍は韓国大使館の警備員2人を除去した」とする犯行声明を出しており[3][4]、時事通信社は同組織による襲撃の可能性を指摘している[4]。その一方で、外交部は「イスラム国トリポリ支部」が実在する組織かどうか不明であるとしている[3]。
武装集団は自動車に乗車したまま、機関銃を同大使館の警備員詰所へ向け、約40発を発砲、逃走した[2][3]。外交部は、襲撃の対象や目的は分かっていないとし、職員の撤収も検討しているという[2][3][4]。なお、在リビア韓国大使館では現在も3人の大使館職員が勤務中である[4]。