国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」が完成

【2009年7月20日】

「きぼう」のイメージ(参考・NASA)

朝日新聞読売新聞によると、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」が、日本時間7月19日午前11時23分(UTC+9)に完成した。

朝日によると、スペースシャトルエンデバー」によって運搬された最後の構成部分である「船外実験施設」を、ISSに滞在中の若田光一宇宙飛行士がロボットアームを操作して約5時間半をかけて「きぼう」の先端部に接続した。また読売によると、この作業は「エンデバー」側と「きぼう」側双方のロボットアームを用いる作業であり、作業中にアームの位置確認を行うカメラ一台が故障するトラブルもあったものの、若田飛行士は冷静にアーム操作を行った。

毎日新聞によると、その後茨城県つくば市宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターの管制チームにより、約3時間をかけて電力などが正常に機能することが確認され、完成の指令が出された。

朝日・日本経済新聞によると、「きぼう」は1985年に設計に着手され、24年間で総額7600億円が投じられた。

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