和歌山地検の検察官、被告人の父親に刺され負傷

【2010年9月3日】

産経新聞読売新聞によると、9月2日午前11時55分(UTC+9)頃、和歌山地検の庁舎1階にいた同地検の丸尾吉秀検事(40歳)が、突然、刃物(読売報道では刃渡り11センチ包丁)を持った男に切り付けられた。

産経新聞によると、居合わせた司法修習生が男を取り押さえ、和歌山県警捜査員が、傷害容疑の現行犯で男を逮捕した。和歌山市消防局によると、丸尾検事は病院に搬送されたが、意識はあり、命に別条は無い模様。

産経新聞によると、同県警の話として、逮捕されたのは、兵庫県西宮市苦楽園在住の三好昌之介容疑者(82歳)で、容疑を認めているという。

読売新聞が同県警和歌山西署などの発表として報道したところによると、三好容疑者は、2008年に経営していた旅館放火した疑いで、非現住建造物等放火罪などで8月2日和歌山地裁懲役6年の判決を受けた三好なるみ被告(45歳)の父親であるという。なるみ被告は無罪を主張し、現在控訴中である。丸尾検事はこの事件を担当しているという。

読売新聞によると、三好容疑者は調べに対し、検察への恨みが動機だと供述している模様である。

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