台湾の南でマグニチュード7.1と7.0の地震

【2006年12月26日】

震源の位置(USGSによる)

アメリカ地質調査所 (USGS) によると、台湾の南で午後8時26分21秒 (UTC+8) と同34分14秒に立て続けにマグニチュード (M) 7を超える地震が発生した。

午後8時26分21秒の地震はM7.1で、震源の位置は台湾南部の西岸から15kmほどの北緯21.818度東経120.534度、深さは6.5km。また午後8時34分14秒の地震はM7.0で、震源の位置は台湾南端の岬のひとつ、猫鼻頭の西南西約23kmの北緯22.023度東経120.539度、深さは6.5kmだった。両者の震央は南北に22.5kmほどしか離れていない。

共同によると、恒春震度5、高雄市で震度4、台北市で震度2を観測した。また、気象庁によると、沖縄県の一部で震度1を観測した。

気象庁は最初の地震については津波の心配はないと発表した。また、次の地震については、海面変動はあっても被害の心配はないとした。ただし、APの伝える気象庁の発表では、高さ1mの津波がフィリピンに向かったとしている。CNNによれば、同庁はその津波も大きな被害を及ぼす心配はないとしている。

なお、台湾UDNによれば、この地震で崩壊した家にいた2人が死亡、6人がけがをした。

CNNによれば、この日は津波などで大きな被害を出したスマトラ島沖地震からちょうど2年だった。

出典

編集