台湾、人民元と台湾ドルの交換を試行
【2005年9月29日】
台湾の謝長廷首相は28日、10月3日から限定的、試験的に中華人民共和国の通貨、人民元と台湾ドルの交換を開始すると発表した。日本経済新聞などが伝えた。
台湾と中国の間の「直接通航、直接通郵、直接通商」を可能とする「三通」への試行として2001年1月から金門島、馬祖島と中国福建省との間に限って「小三通」が解禁されたが、この制度を利用して行き来する、両島の住民と、中国からの観光客が対象。2万人民元が上限。
これまで両通貨の交換は認められなかったため、非合法取引が行われていた。謝長廷首相は、今後の台湾全体での交換に向けた中国との協議の必要を示した。
出典
- 『台湾、金門島などで台湾ドルと人民元交換を試験的に開始』 — 日本経済新聞社, 2005年9月28日
- 『金門・馬祖地区、人民元両替業務を試験的スタート』 — 人民日報, 2005年9月29日
- 『台湾:金門、馬祖両島で限定的な人民元両替実施』 — 毎日新聞社, 2005年9月29日
- 共同通信 『人民元の交換業務を試行 10月から台湾当局』 — 産経新聞社, 2005年9月29日
- 『金門島、馬祖島で台湾ドルと人民元の交換業務開始』 — 中国新聞社、サーチナ, 2005年9月29日