取り調べ中に外国人に暴行か、大阪府警が警察官を事情聴取

【2011年5月26日】

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読売新聞共同通信によると、大阪府警関西空港署の男性巡査部長(40歳)が、5月覚せい剤取締法違反容疑で逮捕したウガンダ国籍の男性容疑者(37歳)の取り調べの途中で、複数回にわたり腹部を殴るなどの暴行を加えた疑いが強まったとして、同府警は5月26日(UTC+9)に、特別公務員暴行陵虐容疑でこの巡査部長の取り調べを開始した。

両報道によると、容疑が固まり次第、この巡査部長を立件し処分する方針である。共同通信によると、同府警は、この巡査部長の逮捕はせず、後日立件し、書類送検する方針である。

読売新聞によると、ウガンダ人容疑者の弁護人が同府警に苦情申出書を提出したことで発覚したもので、取調室に同席した民間人の通訳も、暴行が行なわれていたと証言している模様である。

読売新聞によると、ウガンダ人容疑者は5月1日に、別の男性と共謀してウガンダから関西空港覚醒剤密輸入しようとしたとして、翌2日に同法違反(営利目的密輸)容疑で逮捕され、その後23日に起訴された。容疑者は、ポリシートに小分けした覚醒剤の包み80個を呑み込んでいたことが判明しており、当初は容疑を認めたものの、その後5日以降に、「覚醒剤とは知らなかった」と、否認に転じた。

読売新聞が苦情申出書の内容として報道したところによると、問題の巡査部長は、5日の取り調べで、容疑者の額を手で数回押し、みぞおちを1回殴打し、また、右を引っ張ったり、脛を数回蹴ったりした。また、ペンケースを口に押し付け、「覚醒剤を呑み込んだのなら、これも呑み込め」などと迫ったとしている。

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