参議院補欠選挙 神奈川、静岡とも民主党が連勝

【2009年10月26日】 朝日新聞によると、参議院補欠選挙が10月25日(UTC+9神奈川県静岡県で投開票され、いずれも民主党の新人候補が当選。8月の衆議院総選挙で大勝した民主党の支持がそのまま維持された形となった。これにより、現在の参議院(定数242)で、民主党はこの2人を含め115議席を確保し、単独過半数まであと7とした。2010年夏に行われる参議院選挙において改選される議員は53人(今回当選した2人を含む)おり、単独過半数を獲得するにはこの改選議席の人数より7人多い60人以上の当選が必要となるという。投票率は神奈川県28.67%、静岡県は35.64%。

この補欠選挙は神奈川県は元民主党議員が衆議院選挙へ鞍替え出馬するための失職、また静岡県は自民党議員が同県知事選挙へ立候補したことによる辞職のためにそれぞれ行われたもので、任期はいずれも2010年7月25日まで。

NHKによると、静岡県の補欠選挙は民主党公認で、国民新党の推薦、社民党静岡県連合などの支持を受けた医療法人理事長の土田博和氏(59歳)、また神奈川県の選挙はやはり民主党公認、国民新党推薦、社民党神奈川県連合の支持を受けた経済企画庁職員・内閣府課長補佐を歴任した金子洋一氏(47歳)がそれぞれ初当選した。

時事通信によると、民主党の鳩山由紀夫総理大臣は「改革にまい進する内閣の姿勢を評価していただいた。政府・与党が一体となって国民生活が第一の政治の実行に全力を挙げる」とコメントを述べた。一方日刊スポーツによると、自民党・大島理森幹事長は今回の補選連敗について「衆議院選挙に大敗してすぐの選挙で組織に選挙疲れや敗戦の痛みが残り、エンジンがかかるのが遅れた」と敗因を述べた。

今回の補選結果による参議院の勢力

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(出典・朝日新聞)

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