【2006年1月4日】

共同通信などによると、1日、南アジア自由貿易圏 (SAFTA) が、発足した。

SAFTAにより、南アジアの地域の7カ国が相互の貿易時の関税を5%以内の幅で引き下げて、経済的な統合を目指す。国連の調べでは、構成国は、インドパキスタンバングラデシュスリランカネパールブータンモルディブ。ただし、共同などによると、パキスタンとスリランカは発足前日までに批准をしていない。産経新聞はこれを域内での経済力の強いインドに対する警戒感と見ている。一方インドの英字紙インディアン・エクスプレス新聞は、パキスタンがこの観測を否定したと報道している。

加盟国のうち、経済力の弱い4国、バングラデシュ、ブータン、モルディブ、ネパールについては、関税引き下げを緩やかに設定している。アジアン・エイジによれば、インド、パキスタン、スリランカ3国は引き下げを2013年までに行うとしているのに対し、他の国は2018年までとなっている。

日本外務省によれば、SAFTAは、2004年1月にパキスタンのイスラマバードで行われた第12回南アジア地域協力連合 (SAARC) 首脳会議で調印された。

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