千葉ロッテ・イ・スンヨプ選手自由契約に

【2006年1月13日】 1月13日の日刊スポーツによると、2005年度の日本プロ野球日本一に輝いた千葉ロッテイ・スンヨプ(李承燁)選手を同日付で自由契約選手とすることを発表し、日本プロ野球コミッショナー事務局より公示された。

イ・スンヨプ選手は2004年からの2年契約を結んでいた。その2年目に当たる2005年度はチーム最多ホームランの30本を放ち、日本シリーズでも3本のホームランで31年ぶりの日本一に貢献したが、契約期間が満了し、千葉ロッテ球団と残留を前提とした交渉を進めていた。イ選手代理人の弁護士・水戸氏によると「千葉ロッテが提示した年俸は現状維持だった。優勝に貢献したことに対する評価は数字上変わっていない」として交渉が不発だったと説明している。読売新聞によれば、球団側は2億5,000万円の年俸を提示していたと見られている。毎日新聞によれば12日になってイ選手側から球団側に「違う事情が出てきた。自由契約にしてほしい」と連絡があった。読売によればイ選手は今年度主として指名打者として出場していたが、イ選手が今年度指名打者でなく守備につけるように求めてきたことに対して、球団側が難色を示していた。

中央日報によると、自由契約となったことにより、日本の12球団のどことも契約交渉することができることになった。また、読売、共同によれば米国大リーグのチームへの移籍も可能性がある。

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