千葉ロッテが2連覇、東京ヤクルトは同率優勝逃す―2006年セ・パ交流戦
【2006年6月23日】
読売新聞、日刊スポーツによると、日本のプロ野球「日本生命セ・パ交流戦」は最終日の20日、千葉ロッテが単独優勝を決めた。前日まで首位の千葉ロッテが阪神タイガースに負けたが、1勝差で追っていた2位の東京ヤクルトも北海道日本ハムに敗れたためである。千葉ロッテは2連覇。東京ヤクルトは惜しくも同率優勝を逃した。
日本経済新聞によると、前日の19日、1勝差で首位の千葉ロッテを追っていた2位の東京ヤクルトは楽天イーグルスに2-4で負け、千葉ロッテの交流戦2連覇が確定した。この時点で、両チーム共に1試合を残していたため、東京ヤクルトが勝ち、千葉ロッテが負ければ、東京ヤクルトにも同率優勝の可能性があった。
日刊スポーツによると、翌20日は千葉ロッテが阪神タイガースと、東京ヤクルトは北海道日本ハムとそれぞれ対戦した。千葉ロッテは阪神タイガースの投手陣の前に打線が沈黙し、0-2と完封負けを喫した。一方の東京ヤクルトは、7回裏に宮出隆自外野手のソロ本塁打で2-1とリードしたが、続く8回表に北海道日本ハムのフェルナンド・セギノール内野手に逆転3ラン本塁打を打たれ、2-4で逆転負けした。このため、千葉ロッテが23勝13敗で単独優勝となった。
サンケイスポーツによると、22日に交流戦のMVPと日本生命賞が発表された。MVPは優勝した千葉ロッテの選手から選ばれ、今年は3勝13セーブをマークした小林雅英投手が選出された。日本生命賞は各リーグから1人ずつ選ばれ、セ・リーグからは中日ドラゴンズの佐藤充投手が選出され、パ・リーグからは福岡ソフトバンクの松中信彦内野手が選出された。
2006年セ・パ交流戦最終順位
編集チーム | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 勝差 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 千葉ロッテマリーンズ | 23 | 13 | 0 | .639 | ‐ |
2 | 東京ヤクルトスワローズ | 22 | 14 | 0 | .611 | 1 |
3 | 阪神タイガース | 21 | 15 | 0 | .583 | 1 |
4 | 中日ドラゴンズ | 20 | 15 | 1 | .571 | 0.5 |
5 | 福岡ソフトバンクホークス | 20 | 16 | 0 | .556 | 0.5 |
6 | 西武ライオンズ | 19 | 16 | 1 | .543 | 0.5 |
7 | 北海道日本ハムファイターズ | 17 | 19 | 0 | .472 | 2.5 |
7 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 17 | 19 | 0 | .472 | 0 |
9 | 広島東洋カープ | 16 | 20 | 0 | .444 | 1 |
10 | 横浜ベイスターズ | 15 | 21 | 0 | .417 | 1 |
11 | 読売ジャイアンツ | 13 | 23 | 0 | .361 | 2 |
12 | オリックス・バファローズ | 12 | 24 | 0 | .333 | 1 |
出典
編集- 『交流戦終了、ロッテが2年連続の単独優勝』 — 読売新聞, 2006年6月20日
- 前田祐輔 『ボビー負けても単独優勝5000万円総取り』 — 日刊スポーツ, 2006年6月21日
- 大塚仁 『古田ヤクルト逆転負け2500万円の夢一瞬』 — 日刊スポーツ, 2006年6月21日
- 『阪神有終完封!ロッテに5勝1敗』 — 日刊スポーツ, 2006年6月21日
- 『ロッテ・小林雅がMVP受賞 プロ野球交流戦』 — サンケイスポーツ, 2006年6月22日
- 共同通信 『ロッテ、交流戦2連覇・ヤクルト、同率1位の可能性も』 — 日本経済新聞, 2006年6月19日
- 『Yahoo!スポーツ プロ野球 交流戦順位』 — Yahoo! Japan, 2006年6月20日