北秋田市長選挙で落選の名物町長、選挙違反で逮捕される

【2009年7月14日】

読売新聞毎日新聞によると、秋田県警7月13日UTC+9、以下同様)、今年4月12日に投開票が行われた秋田県北秋田市長選挙で落選した岩川徹・元鷹巣町長と、同市在住の61歳の無職男性の計2人を、公職選挙法違反容疑で逮捕した。

読売、毎日によれば、岩川元町長は、今年2月中旬に同市内のコンビニエンスストア駐車場で、無職男性に票の取り纏めと事前運動を依頼し、報酬として現金十数万円を渡した疑いがある。

毎日によれば、岩川元町長は、1991年から3期12年に亘り、北秋田市と合併する前の鷹巣町長を務め、その間、北欧に倣った住人参加型の福祉政策に力を入れ、24時間ホームヘルパー派遣制度や、身体拘束を禁ずる『高齢者安心条例』の制定などを行い、名物町長として注目された。しかし、2003年の選挙で、「福祉偏重」との批判が出て落選し、今回の市長選に再起を賭け立候補したが、9,673票差で落選した。

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