北海道でスズメ、東京でハトがそれぞれ大量死

【2006年4月13日】

スズメ(資料)
ドバト(資料,GFDL

4月に入ってから北海道道央道北地域でスズメの大量死が相次ぎ、12日までに上川支庁だけで計760羽の死骸が発見された。一方、東京都の2つの公園ではハト計54羽の死骸が発見された。いずれもトリインフルエンザウイルスは確認されておらず、死因もまだ特定されていない。

北海道新聞によると、4月初めから11日までに旭川札幌の両市を中心に105件の死骸発見情報が寄せられた。30羽を超える大量の死骸が発見された例もあるが、道東や道南では報告例がないという。北海道大学や酪農学園大学の調査では、トリインフルエンザ、ウエストナイル熱のウィルスや、旭川で前例のあるアトキソプラズマの寄生虫などは確認されず、死因は不明のままである。毎日新聞によると、凍死や微生物の感染などが死因である可能性もあるという。以前にも、スズメの大量死は三宅島ロンドンなどで報告されたことがあるという。

東京新聞によると、東京都港区の港南公園では8日、世田谷区蘆花恒春園では9日から11日に渡って死骸が発見された。東京都環境局は、トリインフルエンザの簡易検査は陰性だったとしていて、死因はまだ特定されていない。読売新聞によると、死骸の中には激しく損傷したものもあり、人の手によって殺された可能性もあると見られている。

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