北九州市で小学5年生の児童が自殺

【2006年3月26日】 毎日新聞の報道によると、3月16日夕方、福岡県北九州市若松区の小学校5年生の男子児童(当時11歳)が自宅で首をつって死んでいるのが見つかった。遺書は無かったが、福岡県警察本部・若松警察署は自殺と見て調べている。

毎日によると通っていた小学校の校長(56歳)は「16日午後3時過ぎ、掃除中に遊んでいた男児を担任の女性教諭(50歳)が注意したが、それに怒って教室から出て行った」と話しており、日本経済新聞の報道では、北九州市教育委員会は同級生の女子児童がこの男児に「いじめられた」と女性教諭に話し、教諭が注意をした後で男児がペットボトルを教諭に投げつけたとしている。また毎日は、男児は2005年秋ごろから担任の注意を無視したり、大声で逆らうなど、担任と児童の間の関係が悪化していたため、心配した母親が担任に相談していたが、学校側がこれを充分に把握していなかったとしている。

日経新聞によると、北九州市教育委員会は「校長から体罰行為は無かったと聞いているし、また今回の教諭の男児に対する注意が自殺と関係しているかも不明である」とコメントしている。一方、共同通信によると、3月19日に行われた葬儀後に男児の叔母(41歳)が会見し「今回の騒動が起きた際に母親に連絡すれば何らかの対処はできたはずだ」と学校の対応を批判した。

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