利息過払い、アイフルを日本全国で提訴

【2005年7月25日】

25日、消費者金融会社アイフルに対して、債務者らは利息を多く払わされたとして過払いの利息の返還を求めて日本全国で一斉に提訴した。大阪、埼玉、千葉、愛知、福岡、宮城などの28府県の448人が提訴し、提訴先は25箇所の地方裁判所と67箇所の簡易裁判所。請求額は合計して3億4104万円に上る。うち2300万円は、取引履歴の開示を拒否し、債務整理や返済計画を立てる妨害をしたとする慰謝料として請求する。この全国一斉提訴は、弁護士と司法書士で結成した「アイフル被害対策全国会議」の呼びかけによるもの。

訴えによると、アイフルは、利息制限法で定められている利率の上限利率で繰り返し貸し付けたり、またはそれを超える利率で貸し付けを行ったという。そして10年以上前からの取引履歴の開示を拒否しているという。

朝日新聞社の取材によると、アイフル広報部は「詳しい内容がわからない上、訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

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