列車にはねられ2人死傷―京浜東北線

【2005年10月12日】

12日午前9時50分頃、東京都大田区大森北4丁目の京浜東北線踏切蒲田大森駅間)で、2人が列車(桜木町大宮行、普通列車)にはねられうち1人が死亡、もう1人が重傷を負った。朝日新聞などが伝えた。時事通信の報道によれば、死亡したのは近くに住む84歳の女性で、全身を強く打って即死だったという。また、重傷を負ったのは大田区内に住む73歳の女性で、右足大腿骨を折った。

朝日新聞によると、警察署の調べでは、現場の踏切は線路4本(距離18.1メートル)で、歩行者と自転車の専用だった。また、現場は京浜東北線と東海道線が並行して通っている区間であり、1時間に10分は遮断機が上がる。しかし、事故当時はこの路線に乗り入れる根岸線での人身事故などによってダイヤが乱れていたため遮断機が長時間上がらず、歩行者は待ちきれずに線路を渡り、この2人が渡りきれず事故に遭った。

毎日新聞によると、この事故の影響で同線は上下線で29本が最大で31分遅れ、約2万7,000人に影響が出たという。

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