出雲駅伝 青山学院大学が大会新記録で初優勝
【2012年10月9日】
大学駅伝の開幕戦と位置づけられる[注釈 1]出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)が10月8日(UTC+9)、島根県出雲市の出雲大社正面鳥居前[注釈 2] - 出雲ドーム前間の6区間44.5kmで行われ、青山学院大学が2時間9分41秒の大会新記録を出して初優勝した[1][2][3][4]。大会は今回で第24回目を数える[1][2]。同大学は創部95年目にして[4]、全日本大学駅伝・箱根駅伝を加えた「大学三大駅伝」で初のタイトルを獲得した[2][3]。
前回大会で優勝し、今年1月の箱根駅伝でも優勝していた東洋大学は1分29秒差の2位となった[2]。3位は中央大学で[2]、早稲田大学は6位に終わった[1][2][3]。
3度目の出場となった[2]青山学院大学は1区では7位であったが[1]、トップを走っていた中央大学と7秒差でリレーし[3]、2区で2位まで順位を上げた[1][3]。そして3区で1年生の久保田和真選手[注釈 3]が区間賞となる快走で首位に上がり、4区の大谷遼太郎選手[注釈 3]は区間新記録をマーク[2][3]。独走態勢となり[3]、最終6区では主将の[2]出岐雄大選手が安定した走りを見せ、首位でゴール[1][2]。一昨年の大会で優勝し、三冠[注釈 4]を達成した早稲田大学の記録を24秒短縮する大会新記録を達成し、初優勝に花を添えた[3]。
連覇を狙った東洋大学は1区8位と出遅れ、その後3区までに2位に上がったものの、最後まで首位に立つことはなかった[1]。早稲田大学は1区のエース大迫傑選手[注釈 5]が失速して10位となり、その後追い上げるも6位止まりとなった[1]。
スポーツ報知大阪版の報道によると、青山学院大学の原晋監督(45)は、「神風が吹いたね。僕が思っている以上に強かった[4]」と、初優勝を果たした選手達への思いを語った[4]。
青山学院大学は今年6月の全日本大学駅伝予選で出岐選手らの故障もあって14位で予選敗退、11月の本選には出場できず、来年1月2・3日に開催される箱根駅伝で二冠獲得を目指す[4]。
注釈
編集情報源
編集本ニュースはサンケイスポーツ・時事通信・日刊スポーツおよびスポーツ報知の以下の報道を情報源としている。
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 SANSPO.COM 『青山学院大が初V!東洋大連覇ならず/出雲駅伝』 — 産業経済新聞社, 2012年10月8日
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 時事ドットコム 『青学大、大会新で初優勝=東洋大は連覇逃し2位-出雲大学駅伝』 — 時事通信社, 2012年10月8日
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 nikkansports.com 『青学大初V 3強時代に風穴/出雲駅伝』 — 日刊スポーツ新聞社, 2012年10月9日
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 スポーツ報知大阪版 『[陸上]青学大、創部95年目の初タイトル!原監督「神風吹いた」…出雲駅伝』 — 報知新聞社, 2012年10月9日