元関脇、琴ノ若が引退―佐渡ヶ嶽部屋を承継

【2005年11月25日】

共同通信の25日の報道によると、大相撲で現役最年長関取、元関脇で西前頭11枚目の琴ノ若(37歳=本名・鎌谷満也、山形県尾花沢市出身、佐渡ヶ嶽部屋)が九州場所13日目の25日(日本時間 UTC+9)の取組後、日本相撲協会に引退届と、年寄「佐渡ヶ嶽」襲名願を提出し、同日の持ち回り理事会で承認された。

義父である現・佐渡ヶ嶽親方(64歳=元横綱・琴櫻)がこの日、日本相撲協会の停年(同協会では「定年」ではなく「停年」を用いる。大相撲より)を迎えたため、部屋を継承し後進の指導に当たる。スポーツニッポンによると、26日に引退会見を開くという。

「最後の一番」となった13日目の駿傑戦は一方的に送り出されて5勝8敗となり、この場所の負け越しが決まった。引退に伴い14日目に取組が予定されていた稀勢の里戦は不戦敗。通算成績は785勝764敗100休、幕内に限ると608勝657敗84休。三賞は殊勲賞2回、敢闘賞8回。金星獲得は8個だった。

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