偽ブランド品を携帯電話ストラップなどに加工し販売、靴修理会社社長ら逮捕

【2009年12月2日】

読売新聞毎日新聞によると、兵庫県警生活経済課は、ブランドバッグなどをキーホルダー携帯電話ストラップに加工し販売したとして、日本全国約150ヵ所で修理・合フランチャイズ店などを展開する靴修理会社・『プラスワン』(大阪市城東区社長・小野雅男容疑者(47歳)と、その子会社で靴修理会社・『ヒント』(大阪市天王寺区)社長・橋口修容疑者の2人を、商標法違反(販売譲渡)の容疑で12月2日UTC+9、以下同様)に逮捕した。読売新聞によると、2人とも容疑を認めている模様である。

両新聞によると、小野容疑者は36月の3ヵ月間に亘って3回、ヒント社から仕入れた『ルイ・ヴィトン』のマークに似せたキーホルダー2個と、『エルメス』を装った携帯ストラップ3個の計5点を、プラスワン社のフランチャイズ店に卸し、2月下旬には大阪市内の直営店で、客の44歳の男性に対し偽ストラップ1個を約2,600円で売るなど、計約1万4,000円で販売した疑いが持たれている。

毎日新聞によると、捜査関係者のコメントとして、ヒント社は2003年7月頃から偽ブランド品を製造するようになった。プラスワン社は2004年10月頃より、ヒント社から買い取った商品を加盟店などに卸し、正規品の約10分の1の価格で販売させていた模様である。これまでに約7,000点を製造、うち約5,600点が販売されたことが確認されている。

毎日新聞によると、同課の話として、これらの偽ブランド品は、靴やかばんの修理のノウハウを生かして職人が手作業で製作していたといい、日本全国約100の加盟店などで販売し、1,000万円以上を荒稼ぎしていたと見て調べている。

毎日新聞によると、同社は全国に153店を出店しており、関東地方に於いても大型ショッピングセンターなどに29店(うち東京都内7店)を展開している。

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