作曲家・国立音楽大学准教授の夏田昌和容疑者、覚せい剤所持容疑で現行犯逮捕
【2010年8月23日】
警視庁池袋署が、作曲家で国立音楽大学准教授の夏田昌和容疑者(42、東京都調布市在住)を覚せい剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕したことが、8月23日(UTC+9)[注釈 1]明らかになった[1][2]。逮捕したのは今月21日であるという[2]。
逮捕容疑は、21日午後1時頃、調布市内の自宅マンションに覚醒剤3袋、約2.4グラムを隠していた疑い[1]。
今年5月に覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された都内在住の無職女性(26)が「夏田容疑者から覚醒剤を受け取った」と供述したため[2]、池袋署が21日に家宅捜索を行い[1]、覚醒剤を発見したという[2]。
夏田容疑者は容疑を認め[2]、「3年ほど前から自宅等で使用していた。やめようと思っていたがやめられなかった[1]」「いつかは捕まると思っていた[2]」と供述しているという。また尿検査で覚醒剤の陽性反応が出ており[1][2]、自宅からは注射器が発見されていることなどから、同署では使用の容疑でも調査し[2]、追送検する方針であるという[1]。
夏田容疑者は東京芸術大学大学院を修了後にフランスへ渡り、パリ国立高等音楽院を卒業。2002年には芥川作曲賞を受賞するなど[2]、現代音楽の作曲家・指揮者として活躍していた[1]。今年の芥川作曲賞選考委員を担当することが決まっていたため、同賞を主催するサントリー芸術財団は代役を検討するという[2]。
注釈
編集- ↑ 共同通信より
情報源
編集本ニュースは「共同通信」および「読売新聞」の以下の報道を情報源としている。