京王線で踏切事故—東京・杉並

【2006年11月28日】

事故があったのと同型の京王線車両(資料)市川太一さん撮影。

NNNによると27日午後11時15分頃(UTC+9)、東京都杉並区京王線の踏切内で、立ち往生していた乗用車と新宿高幡不動行きの電車が衝突し、先頭車両が脱線、車は大破した。電車の乗員乗客約1,200人に怪我はなく、車を運転していた女性 (40) も逃げ出していて無事だった。

NNN、FNNによると、事故がおきたのは下高井戸-桜上水駅間の踏切で、読売新聞によると、車を運転していた女性はドライブの途中で、同踏切を横断中、遮断機が降りてきた為に気が動転し、車を踏切内に残したまま逃げた。女性は警視庁高井戸警察署の調べに対して「遮断機の警報音が鳴っていたことに気づかなかった」と話しているという。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は事故現場に2人の調査官を派遣した。

朝日新聞によると、この事故の影響で京王線は一時全線で運転を見合わせたが、およそ1時間20分後に桜上水駅より下りの区間で運転を再開した。翌28日は復旧作業のため始発から笹塚-つつじヶ丘駅間が運休した。午前6時頃には同区間の運転を開始したが、正午過ぎまでダイヤが乱れた。

FNN、読売新聞によると、警視庁は、車を運転していた女性を道路交通法違反の疑いで調べている。

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