九州南部が梅雨入り、東日本・西日本では日照不足―2006梅雨

【2006年5月26日】

日本の梅雨の状況、5月26日現在

鹿児島地方気象台は26日、九州南部(宮崎県鹿児島県種子島屋久島以北)が梅雨入りしたと見られると発表した。一方気象庁は、5月の連休明けから東日本や西日本で日照時間が不足しているとして、注意を促している。

九州南部の梅雨入りは平年より3日、昨年より16日早いという。南日本新聞や宮崎日日新聞によると26日は九州南部の広い地域で雨となった。上屋久町で午前8時30分から同9時30分までの1時間に90mm、降り始めからの合計が319mmとなる豪雨を記録するなど、種子島屋久島は局地的な豪雨となった。

一方気象庁は22日、東日本と西日本を中心に5月の連休明けからの日照時間が少なくなっていることを発表した。5月1日から5月20日までの日照時間が、少ないところでは福岡が平年の52%、名古屋が同59%、仙台が同62%などとなっている。日照時間の不足は野菜などの農作物の生育に影響を与えるため、農林水産省は24日、日照不足への具体的な対策を指導するよう各地の地方農政局並びに北海道知事(北海道には地方農政局がない)に通達を出すなど、関係機関は注意を促している。読売新聞や朝日新聞の報道によると、東京都中央卸売市場野菜14品目の価格は19日で平年より16%、22日で同14%程度上昇している。また朝日新聞によると、日照不足は6月も続く可能性があるという。

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