九十九里浜にイルカ70頭が打ち上げられる―千葉県一宮町

【2006年3月1日】

今回打ち上げられたものと同種のカズハゴンドウ(資料)(PD USGov)
カズハゴンドウの生息域(GFDL)

朝日新聞、東京新聞によると、2月28日正午ごろ、千葉県長生郡一宮町の東浪見(とらみ)海岸にイルカが打ち上げられているのをサーファーが発見した。イルカの群れは次々に砂浜に打ち上げられ、その数は最大約70頭にまで上った。

打ち上げられたイルカは大きな群れをなすことで知られている「カズハゴンドウ」という種類で、サーファーや地元住民らによって海に戻された。しかし、強風と高波で救出作業は難航し、海に戻されたイルカも弱っていた一部が再び砂浜や消波ブロックまで押し戻された。作業は日没後も行われたが、午後5時に打ち切られた。

朝日新聞、京都新聞によると、翌3月1日の朝にも28日と同じ約70頭のカズハゴンドウが打ち上げられているのが発見され、サーファーや地元住民らによって救出作業が行われた。サーファーらによって生存が確認された約20頭は砂浜から海へ戻すことが困難なため、現場から南約3km離れた近隣のいすみ市の太東漁港に搬送され、同漁港から海に戻された。京都新聞によると、生存が確認されなかった残りの約50頭について、一宮町は対応を検討するという。

東京新聞によると、海洋生物学に精通する秋山章男・元東邦大学教授は打ち上げられた原因について、「サメに襲われるなどしてパニックに陥り、方向感覚を失ったことなどが考えられる。」と述べている。

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