丸紅、ドバイのモノレール建設を受注

【2005年12月15日】

ドバイのパーム・ジュメイラ・アイランド(資料)

日本経済新聞、朝日新聞、ロイター通信によると、丸紅は12月14日、アラブ首長国連邦 (UAE) でドバイ向け旅客輸送用モノレールプロジェクトを日立製作所大林組などと共同で受注したと発表した。

日本経済新聞、朝日新聞によると、受注したのは総延長5.4km、4駅で構成する無人全自動運転のモノレールシステムで、設計から土木・建設、据え付けまでの一括契約となっている。発注元はUAEドバイの公営不動産開発会社「ナキール社」で、モノレールはナキール社が開発中の大規模な人工リゾート島、パーム・ジュメイラ・アイランドを訪れる観光客の輸送が目的。受注金額は3億9,000万ドル(約470億円)。

日本経済新聞によると、車両・電気・通信・運行管理システムは日立製作所に、土木・建設工事は大林組とオリエンタル建設、信号設備は日本信号、料金自動収受システムはオムロンがそれぞれ供給する。2008年12月から運行を始める予定としている。

また、ロイター通信によると、丸紅は2005年1月にもUAEアブダビで総事業費30億ドルにのぼる発電・造水事業を受注しており、UAE市場における大型インフラ整備案件の連続受注となる。

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