中央自動車道、笹子トンネル27日ぶり仮復旧

【2012年12月29日】

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中央自動車道笹子トンネル

共同通信、読売新聞によると、12月2日に発生した天井板崩落事故で通行止めとなっていた、中央自動車道笹子トンネルは12月29日午後1時に下り線トンネルを対面通行にする形で仮復旧した。同区間が通行できるようになるのは、事故発生以来27日ぶり。

また、同通信によると、対面通行となるのは事故が起きた笹子トンネル及びその前後8キロの区間。読売新聞によると、対面通行の区間は40キロ~50キロに速度制限が行われる。

共同通信、朝日新聞によると、下り線トンネルは2日に発生した事故発生後の点検の結果多数の不具合が見つかったもの、天井版と隔離版併せて11200枚を撤去することで通行が可能になった。

時事通信の別の記事によると、開通後に通った東京都内の会社員の女性は「9人が亡くなった場所なので、正直怖い」と述べていたが、併せて「ただ、子供がいるので、中央自動車道の復旧はサービスエリアがありトイレに行きやすいのでありがたい」と述べた。また、MSN産経ニュースによると「天井が怖く上を見ながら運転した。脇見運転による事故が不安。」と述べる利用者もいた。

毎日新聞によると、仮復旧を控えた28日には、太田昭宏国土交通大臣中日本高速道路に対して迂回路の無料化を指示していた。同社は、2013年1月1日午前0時から迂回路となる中央自動車道・富士吉田線を無料化するという。これについて、同大臣は「(29日より)対面通行が可能になるが年末年始を控えており渋滞が予想される。地域経済の悪影響を抑える必要があり、迂回路の無料化などを早急に実施するよう指示した。」と述べている。

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