中央競馬史上最多・9頭の競走馬が落馬

【2010年1月12日】

落馬事故のあった中山競馬場(資料)

読売新聞によると、1月11日(UTC+9)に中山競馬場で行われた第4競走「3歳新馬」(ダート1800m 16頭立て)のレースにおいて、中央競馬史上最多となる9頭の競走馬落馬する事故が発生した。

このレースで先頭にいたノボプロジェクトが4コーナーで外側に斜行(しゃこう)し、後続のフォルメンに接触。この反動で更に後続にいた8頭も相次いで落馬した。この事故で、ライラックパンチに騎乗した内田博幸騎手が左腕を骨折する重傷を負った他、5人の騎手も怪我を負った。朝日新聞によると、怪我を負った6騎手中5騎手はその後の騎乗を取りやめている。またこのレースでノボプロジェクトは走行妨害と判断され1位入線も失格となり、同馬に騎乗した三浦皇成騎手は1月24日まで騎乗停止処分を受けた。

日刊スポーツによると、9頭の落馬事故は中央競馬としての過去最多。これまでは1964年10月31日に行われた中山競馬場第11競走(14頭立て)と1977年11月5日の京都競馬場第9競走(18頭立て)のそれぞれ7頭の落馬事故が平地競走における最多落馬頭数だった。中央競馬設立以前には1933年に中山競馬場で20頭立てのレースで7頭が落馬した事例もあった。また障害競走でも中央競馬としては1999年11月20日に京都で行われた京都ハイジャンプ競走で参加した13頭中7頭が落馬した他、中央競馬設立以前の1929年6月8日の福島競馬場では障害競走に出走した8頭が全部落馬しレース中止・不成立となったケースもある。

情報源

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参考資料

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いずれもJRAホームページより