中国の「段ボール肉まん」実はヤラセ

【2007年7月19日】 サンケイスポーツによると、段ボールを混入させた肉まん中国北京で発売されたとする報道について、それを取り上げた北京テレビの関係者は現地7月18日、この報道はヤラセだったとして謝罪した。サンスポと朝日新聞によると、同テレビ局は番組で「北京市内の露店で水酸化ナトリウムで溶かして変色させた段ボールとひき肉を6:4の割合で混ぜた肉まんが作られている」と取り上げたが、その後の調査で同局のアルバイトスタッフが材料を持ってきて露店で働く出稼ぎ労働者にそれを作るよう指導し、撮影していたことが明らかになった。

日本広島県の中国新聞によると、北京テレビの関係者は「報道に関して審査基準が厳格でなかったため虚偽報道を招いてしまった」と謝罪し、この報道に関わった責任者らスタッフを処分するという。朝日新聞によると、北京市の公安局はアルバイトスタッフの身柄を拘束し事情聴取を行っている。また、北京市の安全局は北京市内で抜き打ち調査を行ったが段ボール肉まんと思われるものは見つからなかった。

出典 編集