【2006年1月1日】

三菱東京UFJ銀行府中支店

1月1日の報道機関各社によると、東京三菱銀行UFJ銀行が合併し、三菱東京UFJ銀行が1日、発足した。日本の三菱UFJフィナンシャルグループの中核金融機関である。

中国新聞によると、同銀行は東京三菱銀行と、UFJ銀行が経営統合して、2005年10月の持株会社設立と同時に発足する予定だったが、ATM(現金自動預け払い機)などのシステム統合に手間取った関係で合併を3ヶ月延期していた。国内店舗数は合併時に672店、また海外拠点も89ヶ所であり、また総資産も162兆円と、日本はもとより世界でも最大級の金融機関が誕生したこととなる。

なお、同銀行は1月1日から3日はシステム統合の最終点検を行うため日本国内の店舗においてはATMなど全ての機能を停止し、営業は4日から始める。海外に関しては1月2日から営業開始予定である。今後は旧両社が重複している国内の140店舗を統廃合させる予定にしている。

また中国新聞、朝日新聞、三菱東京UFJ銀行によると、当面は完全にシステムを統合せずに、旧両社のシステムをそのまま使用する予定である。このため、一部のサービスについて、東京三菱の支店で作成した口座を旧UFJの支店で、またUFJで作成した口座を旧東京三菱の支店で、手続きできない。このことから、2007年12月までに東京三菱側のシステムに一本化する計画である。ただ合併延期やシステム統合の遅れの関係で2007年12月の完全統合は半年程度遅れる可能性がある。

東京三菱銀行は、1996年4月に三菱銀行と東京銀行が合併した銀行で、首都圏を基盤としていた。UFJ銀行は、2002年1月15日に三和銀行と東海銀行が合併した銀行で、西日本、特に東海・近畿地方を基盤としていた。

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