三洋電機の携帯電話事業を京セラが買収

【2008年1月22日】

日本経済新聞によると、21日(日本時間=UTC+9)、三洋電機京セラは、京セラが三洋電機の携帯電話事業を買収することで最終合意したと発表した。買収価格は500億円前後の見込み。産経新聞によると日本国内の携帯電話事業者の統合はこれが初めてで、統合後は日本国内出荷台数シェアが約12%(2006年度実績)で、シャープに次ぐ2位となる。

毎日新聞によると、移管期日は4月1日。買収後も当面は三洋ブランドを使用する予定だが、将来的には京セラブランドへの一本化(統廃合)を検討していくという。

ITmediaによると、買収の対象は鳥取三洋電機を除く携帯電話端末事業、PHS端末事業、PHS基地局事業、WiMAX基地局事業など。毎日によると、この統合で三洋の社員約2000人が京セラに転籍し、日経によると京セラの通信関連機器部門社員は約4700人になる。また、京セラのこの部門の売り上げは2007年度予測の2280億円から、4000億円規模にまで増大する。これは京セラの事業部門別売上高ではトップになるという。

ITMediaによると、三洋が売却する事業の2006年度売上高は2773億円で、会社売上高の12.5%を占めたが、赤字だった。

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