ローマの地下鉄で追突事故

【2006年10月18日】

ローマ地下鉄の路線図(資料、GFDL / cc-by-sa-2.5,2.0,1.0)

イタリアローマで2006年10月17日午前9時半ころ(UTC+2、日本時間同日午後4時半ころ)に、ローマ地下鉄A線の駅において、停車して乗客が乗降している列車に後続の列車が追突する事故が発生した。

毎日新聞によると、少なくとも1人が死亡、110人以上が負傷した。また、負傷者のうち5人が重体であり、運転士も含まれるという。また、共同通信は、アレッサンドロ・ビアンキ運輸相が負傷者が236人、内26人が重傷と発表したと伝えた。

現場となった駅は、テルミニ駅の南側の隣駅、ヴィットリオ・エマヌエーレ駅。共同通信の伝えるANSA通信によると、後続の列車には赤信号が現示されていたが前後に列車がつまっていたのため運転士が司令センターに判断を仰いだところ、センターが「注意して進め」と指示した。このため、自動列車制御装置は解除され、運転士が列車を進ませて事故になったと見られている。

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