ロシア最高検察庁が千島歯舞諸島居住者連盟を好ましからざる団体に指定
【2023年4月22日】
ロシア最高検察庁は21日に、千島歯舞諸島居住者連盟を好ましからざる団体に指定した。
この指定により、ロシア国内での連盟の活動が事実上禁止となり、北方四島への渡航が難しくなった。
検察庁は決定に関して、連盟の活動はロシアの領土の侵害を目的としていて、憲法秩序と安全保障を脅かしていると発表している。
22日に千島歯舞諸島居住者連盟理事長の脇紀美夫は決定に対して、極めて一方的で受け入れることはできない旨の声明を出した。
ロシアが去年合意破棄した北方四島交流事業が再開したとしても連盟関係者は参加できない可能性がある。
情報源
- 『ロシア検察、千島連盟に活動禁止 領土返還運動を「安全保障の脅威」』 — 朝日新聞, 2023年4月21日
- 『日本の千島連盟に"活動禁止命令" 「ロシアの安全の基盤を脅かしている」望ましくない団体に認定 ロシア検察庁…制裁に反発か』 — 北海道文化放送, 2023年4月22日
- 『ロシア最高検、千島連盟を「好ましくない外国の組織」に認定』 — 毎日新聞, 2023年4月22日
- 『千島連盟「極めて一方的」と非難 ロシア国内活動禁止受け』 — 共同通信, 2023年4月22日