レコ大審査委員長・阿子島氏宅で火災、遺体で発見か

【2005年12月16日】

日本レコード大賞の審査委員長を務めている音楽評論家・阿子島たけし(本名:阿子島毅)さん(事件当時65歳)の消息が不明になっている事件で、12月13日早朝に横浜市戸塚区の同氏の自宅が火災で全焼した焼け跡から、同氏と思われる男性の遺体が12月16日午前発見されたと神奈川県警察本部・戸塚警察署が発表した。報道機関各社が12月16日に伝えた。

読売新聞によると、火災は12月13日午前5時半ごろに木造2階建ての住居77m²が全焼、隣接する住宅2棟が全半焼したもので、戸塚警察署は戸塚消防署と合同で13日から連日実況見分を行った。同日と14日は自宅内部、また15日にも燃え移った隣の民家、また16日にも阿子島さんの自宅の庭や建物の周囲をそれぞれ実況見分した。そして16日午前10時50分ごろ、阿子島さんの自宅の玄関先で、男性の遺体がうつぶせで、雨戸やガレキの下敷きになった状態で発見された。

阿子島さんは1964年に報知新聞社スポーツ報知)に入社し、映画・音楽を中心とした芸能関係の記者を歴任したのち音楽評論家として活動していた、12月12日、東京都内で開かれたディナーショーの参加後、JR東日本戸塚駅の防犯カメラに同氏と考えられる映像が映っていたがそれ以後は消息を絶っており、阿子島さんの妻(56歳)が14日、戸塚警察署に捜索願を提出していた。

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