ラグビートップリーグが雷のため試合中止 - 東大阪

【2008年9月23日】

トップリーグの試合が行われる予定だった近鉄花園ラグビー場(資料)

朝日新聞、毎日新聞によると、日本ラグビーリーグであるトップリーグで9月21日(日本時間 UTC+9 以下同)、落雷による試合中止が発生した。

これは東大阪市花園ラグビー場で9月21日午後3時から開催が予定されていた近鉄ヤマハ発動機との試合。朝日新聞によると、試合前に落雷を伴う激しい降雨があり、午後2時50分試合開始時間を遅らせることを一旦決めていたが、その後トップリーグがこの8月に定めたばかりの雷対策マニュアルに従って開始時間を遅らせる間に気象台に雨雲の動きについて問い合わせをしたが、天候の回復に時間がかかる事と、同スタジアムにナイター照明設備が設けられていないことから、午後3時20分に試合の取り止めを決定した。

毎日新聞によると、トップリーグの試合が中止となるのは2004年10月の台風接近時と、2008年2月の降雪による中止に次ぐ3回目であるが、トップリーグ最高執行責任者の稲垣純一氏は「落雷による試合の中止は初めてで、日本のラグビー全体でも記憶がない」と説明した。また朝日新聞によると稲垣氏は「観客や選手の安全を最優先して中止を決めた」と話している。

また朝日新聞によると、アメリカンフットボール関西学生リーグ戦も神戸市王子スタジアムで行われる予定の第2試合「神戸大学京都大学」の試合も同様に落雷のため取り止めとなった(第1試合は1時間15分遅れて開催された)。関西学生アメフットリーグが試合中止になったのは1941年に始まってから史上初めてのことである。このラグビー、アメフットの中止試合の延期開催はいづれも9月23日に行う。

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