ヤクルト・古田敦也監督誕生

【2005年10月19日】 日本プロ野球のチームヤクルトスワローズセントラル・リーグ)は、18日、古田敦也捕手が2006年度からプレイングマネージャー(選手兼任監督)として就任することを発表した。中日新聞など報道機関各社が同日伝えた。

古田新監督の契約期間は2年間。日本プロ野球でのプレイングマネージャーは、野村克也氏が1970年から1977年に南海ホークス(現福岡ソフトバンクホークス)の監督を務めて以来、29年ぶりとなる。

古田捕手は、トヨタ自動車野球部から1990年のドラフト第2位指名でヤクルトに入団した。1991年には首位打者となり、また最優秀選手にも2度選ばれた。90年代には1992、1993、1995、1997年のチームのリーグ戦優勝、並びに1993年以降の日本シリーズ優勝にも貢献した。また日本プロ野球選手会長も勤め、2004年のオリックス大阪近鉄の球団合併を伴う一連の球界再編成問題で、日本プロ野球初のストライキを発効するなど球界のキーマンとしても知られていた。

ヤクルト球団は若松勉監督の後任人事として古田選手にオファーをかけ、古田選手は9月22日に正式に要請を受けた。古田選手はインタビューで「プレイングマネジャーは大変な仕事だが、両方とも全力を挙げたい」(中日新聞より)とコメントをしている。なお日本プロ野球選手会長は2005年度限りで退任する。

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