モナコのアルベール2世大公が北極点に到達
【2006年4月19日】
Radio Franceによると、モナコのアルベール2世大公は16日午後(世界標準時、UTC)、北極点に到達した。
イギリスやロシアの探検家や登山家と大公の計8人で構成するグループは、6台の犬ぞりに乗り、13日にロシアの気象観測所を出発した。当初の行程は91kmの計画だったが、吹雪やクレバスなどに阻まれて遠回りを余儀なくされ、行程は150kmほどに伸びた。北極点に立った大公は、「一人一人が地球温暖化について考えなければならない」と述べ、地球温暖化防止を呼びかける宣言を行った。国家元首が北極点に立ったのは世界で初めて。
1990年から1999年までの北極海の氷 (説明ページ) | |
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出典
編集- 『モナコ:元首が北極点到達 温暖化防止訴える』 — 毎日新聞社, 2006年4月18日
- 『モナコ元首が北極点到達 犬ぞりで温暖化防止訴え』 — 共同通信社, 2006年4月18日
- "Au Pôle Nord, le prince Albert lance un cri d'alarme sur le réchauffement"。Radio France、2006年4月16日。