ミャンマーで反政府デモを取材中に射殺された長井さんの一周忌

【2008年9月28日】

在りし日の長井健司氏(資料 : 2007年撮影、PD

毎日新聞、産経新聞及び読売新聞によると、ミャンマー反政府デモを取材中に射殺されたジャーナリスト長井健司さん(当時50歳)の一周忌にあたる2008年9月27日(UTC+9)、愛媛県今治市で一周忌法要が行われ、毎日新聞によれば、同日には東京都でも「長井健司さんを偲ぶ会」が新宿区の真成院で営まれた。

また、毎日新聞は入手したミャンマー軍の機密文書で、軍当局が兵士に対し、デモ現場にいるカメラ所持者を銃撃するよう指令を出していたことが明らかになったとしており、長井の銃撃が偶発的になされたのではなく、軍の組織的な指令によるものだったと報じた。

日本の外務省によると、昨年11月に開かれた日ミャンマー外相会談で、高村外相は長井さんの射殺事件に対する真相究明や遺留品の返還をニャン・ウイン外相へ申し入れていた。毎日新聞や読売新聞は今回の報道で、テープなどの遺留品返還などに対して約12万分の署名が集まっており、うち10万人分を9月25日、ミャンマー大使館に提出していることも伝えている。

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