マヨン山が噴火、3万4,000人に避難勧告

【2006年8月8日】

マヨン山(中央)付近の衛星写真

現地時間7日 (UTC+8)、フィリピンマヨン山の噴火が活発化し、火口から8km以内の住民約3万4,000人に避難勧告が出された。

日本放送協会 (NHK) によれば、この火山は7月13日から小規模な噴火が始まり、読売によれば14日に溶岩の流出が観測されていた。

日本経済新聞や読売新聞によると、7日午前に6回の小規模爆発が観測されたため、避難勧告が出されたという。避難用の車両や三十数カ所の避難所が用意され、水や食糧の備蓄も行っているという。

マヨン山では、今年2月に噴煙が上がり、7月14日に噴火、8月に入ってから溶岩の噴出が始まっている。このため、フィリピンの火山地震研究所は火山の警戒レベルを5段階の第4(本格的な噴火が近い)に引き上げ、立ち入り禁止区域を火山周辺6kmから8kmへと広げた。

CNNやウィキペディアによると、近年では、1841年にはふもとの町が全滅する噴火が起こり、1993年には火砕流を伴った大きな噴火が起こったほか、2000年から2001年にかけても噴火が起こっているという。

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