マクドナルドの新商品の行列に「サクラ」

【2008年12月26日】

毎日新聞と産経新聞によると、大阪市中央区にあるハンバーガー店の日本マクドナルド・御堂筋周防町(みどうすじ・すおうまち)店で、12月23日から同店で大阪地区先行発売された、マクドナルドの新商品・「クォーターパウンダー・チーズ」を目当てに約15000人もの人が行列を作ったが、そのうちいわゆる「サクラ」といわれるアルバイト1000人程度が含まれていたことが12月25日(UTC+9)までにわかった。

マクドナルドは、この新商品のモニター調査をマーケッティング会社に依頼し、そのマーケッティング会社がさらに人材派遣会社フルキャスト社に依頼してモニターのアルバイトを募集した。インターネットパソコン通信)のサイトでは「楽チン!!新商品を並んで買って食べるだけのお仕事!!」という記事名で時給1000円・勤務場所心斎橋駅近くとして募集の概要を掲載したという。参加した約1000人中、300人には実際に食べてみての味やサービスの内容などについてのアンケートにも答えてもらっていた。

両新聞によると、この日の御堂筋周防町店の売上高は約1002万円で同店最高記録を更新したとされているが、この数値はアルバイトの参加者の分も含まれている。しかしマクドナルドは「最高記録更新には変わりない」としてこれを訂正しないという。その上で、「モニターは並ぶことを目的としたものでも、意図的にやったわけでもない。アルバイト1000人分の売り上げは50万円だが、その分を差し引いたとしても過去最高は変わりない」と説明。またフルキャストも「あくまでも新商品を購入してアンケートに答えてもらう調査だった」と説明した。

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