マイクロソフト、ヤフー買収を提案へ - アメリカ

【2008年2月23日】 - 18日

レドモンドにあるマイクロソフト本社(資料)
カリフォルニアのヤフー本社(資料 GFDL)

読売新聞・産経新聞・日経新聞によるとアメリカにあるコンピュータ最大手・マイクロソフト (MS) 社は、インターネットポータルサイト最大手・ヤフー社の買収を申し入れたことを2月1日(現地時間)明らかにした。買収提示額は446億米ドル(約4兆7500億円相当)。

日経新聞によるとこのヤフー社の買収計画はMS社のスティーブ・バルマーCEOがヤフー社の取締役会に書簡を提出した。それによるとMS社はヤフー社の株を1株辺り31米ドルで買収することを提案している。読売新聞によるとこれは1月31日のヤフー社の株価の終値に比べて62%高い値段となるが、MS社は「ヤフー社の株式を全て取得する」ことを目指すとしている。ヤフー社は1日にMS社からの提案を役員会で検討することを明らかにした。日経新聞によると仮にこの両社が経営統合すればそのネット関連の事業の売上高合計で年間94億米ドルになり、検索大手・グーグル社の売り上げの6割程度に迫り、IT産業に大きな影響が与えられると思われる。

なお、読売新聞と産経新聞によると、過去に両社は2006年から2007年にかけて2度合併交渉を行っているが、ヤフー社側が難色を示し実現しなかった。アメリカの新聞ウォールストリートジャーナルのインターネット電子版の報道では今回の経営統合提案が拒否された場合、MS社は敵対的買収計画を構えることもあるとする。

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