ペルー国営タンス航空機墜落、死者多数

【2005年8月24日】

現場位置

現地時間8月23日午後3時過ぎ(UTC-5、日本時間8月24日午前5時過ぎ)、ペルー国営タンス航空のボーイング737-200型旅客機が、ペルー中部プカルバ付近のジャングルに墜落、炎上した。複数のメディアが伝えた。

この飛行機はリマ発プカルバ経由イキトス行で、乗員・乗客あわせて100名弱が搭乗していた。飛行機はペルージャングルのハイウェイ上に緊急着陸する際、墜落した。事故当時、事故機は現場付近のプカルバ市営飛行場に現地時間午後3時12分着陸の予定で降下中だった。事故当時、天候が悪化して嵐が起こっていた。ロイター通信によれば、ペルー警察はこの天候と事故の関係を推測している。

ペルー警察は、少なくとも40人が死亡したことを発表した。ロイター通信はプカルパの警察官がRPPラジオに対し「40名ほどの遺体を発見し収容、20名ほどの負傷者を収容、死者は60人ほどである可能性がある」と語ったと伝えた。

またロイター通信によれば、アルジェンドロ・トレド大統領はテレビ演説で負傷者は20名から30名ほどと語った。

AP通信によれば、事故機には乗客93人・乗員5人の計98人が搭乗していた、とホセ・オルティス運輸相がテレビ記者に語った。一方、ロイター通信は、国営タンス航空のスポークスマンが、乗員92人・乗員5人と発表したと伝えた。複数のメディアが異なる数字を伝えており、報道されている乗員乗客をあわせた搭乗人数には94人から100人と幅が出ている。

AP通信によれば、乗客を名乗る複数の人物が、電話でペルー国内の各ラジオ局に現場の状況を伝えている。ある乗客は20人以上の負傷者がおり、火傷したものや骨折したものがいると伝えた。別の乗客は着陸前10分に飛行機が大きく揺れはじめたと語った。

タンス航空はペルー軍が運営する国営航空会社。

出典

 
Wikipedia
ウィキペディアタンス航空204便墜落事故に関する記事があります。


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